網走湖

網走湖

網走湖で朝焼けを見ました。風の無い湖面は鏡のように澄み、そこにあるすべての存在の時間を、ありのままで写し取っていました。そんな「今」という瞬間には、もちろん、ぼくの「今」も含まれています。

ぼくの「今」があり、ぼく以外のさまざまな存在の「今」があり、そして、それを包み込む宇宙の営みの「今」がある。とてもあたり前のことなのに、たくさんの異なる「今」を矛盾させずに感じるのは、どうして難しいのでしょう。

いろいろな「今」による違いに気づくこと。認めること。受け入れること。寄り添い続けること。どれも本当に難しいです。静かに、美しく、そこにあり続ける。今朝の網走湖みたいになれたらと、ぼくは強く願っていました。